コッペリア❤ 初めてバレエを見に行くのにおすすめの作品 2

コッペリアも胡桃割り人形と同じくドイツの有名な作家ホフマン原作の楽しい物語です。これを元にして3幕のバレエの台本を書き上げて振り付けしたのはサンレオン、そしてこれにドリーブが音楽を書き、1870年にパリのオペラ座で初演されました。他のバレエ作品とは違って、ここには妖精やお姫さまは出てきません。ポーランドの田舎の町で繰り広げられる庶民の物語です。では第1幕から順番にお話しましょう。

第1幕

ここはポーランドのガルシア地方のある村の広場です。物語の主役はお茶目で元気な少女スワニルダと、陽気な青年フランツ、二人は恋人同士です。ところが最近フランツは村の人形作りの老人コッペリウスの家の2階の窓際で本を読む可愛い少女コッペリアが気になって仕方がないようすです。

    ある日のことコッペリアに投げキスをするフランツとスワニルダが喧嘩を始めます。調度そのとき、広場に村の人々が集まってきていろいろな踊りが繰り広げられます。大勢で踊られるポーランドのマズルカや、ハンガリーのチャルダッシュなど民族舞踊が1幕の見所です。そこに市長がやってきて近々催される祝祭の日に結婚する娘には持参金が贈られることを発表し、スワニルダにフランツとの結婚を勧めますが、コッペリアに心を奪われているフランツを信じられず、二人は喧嘩別れしてしまうのでした。その夜、コッペリウスか出掛けるときにうっかり落としてしまった鍵を拾ったスワニルダと友達は、コッペリアのいるコッペリウスの家に忍び込み、探検することになり……フランツは気になるコッペリアのことが知りたくてコッペリウスの家の2階に梯子をかけて忍び込もうとしてるところで第1幕はおしまいになります。さあどうなるのでしょう。

第2幕

第2幕はコッペリウスの家の2階の仕事部屋です。恐る恐る忍び込んだスワニルダと友達は、真っ暗な仕事部屋で等身大のたくさんの機械仕掛けの人形を見つけます。そしてコッペリアもただの人形だということかわかりました。そこにコッペリウスが戻ってきてさあ大変。みんな追い返されてしまいしたが、スワニルダだけコッペリアの居たカーテンの中に隠れていました。その後コッペリウスが部屋を片づけていると、コッペリアを探してフランツが入ってきます。コッペリウスはフランツの魂を抜き取って人形のコッペリアに命を吹き込み人間にしようと思い付き、フランツに眠り薬をのませて眠らせてしまいました。それを見ていたスワニルダはコッペリアの洋服を着てコッペリアになりすまし、コッペリウスの思い通りに動き踊るのでした。そしてスワニルダはそこにある人形たちを全部踊らせておおはしゃぎ、フランツを起こして一緒ににげてしまいます。フランツの命を吹き込み人間になったと信じていたコッペリアが、実はスワニルダだったことがわかりコッペリウスはがっかりして泣き崩れてしまいます。2幕ではこのコッペリアになりすまして踊るスワニルダと人形師コッペリウスとのやり取り、コロンビーヌ人形や中国人形などさたざまな人形たちの踊りが見せ場です。

第3幕

さて第3幕、場所は祭りの日の広場です。スワニルダとフランツは無事に結婚式の日を迎えました。その日は新しい鐘が村の教会に寄贈されるお祝いの日です。村の人々も喜びに満ち溢れています。お祭りでは「時の踊り」から始まり、「暁」「祈り」「仕事」「結婚の踊り」「戦いの踊り」などが披露され、最後にフランツとスワニルダのパドドゥとして「平和の踊り」が華やかに踊られて幕がおります。

 

コッペリアは、わかりやすく楽しい内容のお話で、どの幕も見せ場がいっぱいです。初めてバレエを見に行く方におすすめの作品です。

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